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「オールドユニクロ」の鑑定術と、その沼の深さ!タグが語る、服の履歴書

かつて「ユニバレ」を恐れてタグを切っていた時代がある。あれから数十年、いまやそのタグこそが価値を証明する。古着市場で静かに、しかし確実に熱を帯びている「オールドユニクロ」の世界へようこそ。

目次

「ただの古着」ではない理由

オールドユニクロとは、主に1980〜2000年代初頭に製造されたユニクロの古着を指す。古着好きの界隈では、昔のユニクロが「オールドユニクロ」として、じわじわと人気を博している。

なぜ今さら? という声もあるかもしれない。理由はシルエットにある。90年代のパーカーやスウェットは、大きく取られた着丈と身幅、ドロップショルダーのシルエットが「まさに今っぽい」と評される。当時は普通に着ていた服が、数十年後に「ヴィンテージ」として再評価される——これはリーバイス501やチャンピオンのリバースウィーブが辿った道と同じだ。

さらに、ユニクロは「タイムレスなデザイン」と「高い素材品質」を両立させてきたブランド。ラグジュアリーブランドの古着と違い、気軽にカスタムしたり、気負いなくコーディネートに組み込めるのも支持される理由のひとつだ。

タグ鑑定入門——年代を読む「探偵術」

オールドユニクロ沼の入り口は、タグの読み方を覚えることにある。リーバイスのデニムに「ビッグE」があるように、ユニクロにも年代を見分けるタグがある。古着を手に取ったとき、まず首の後ろをめくる——それがハンターたちの作法だ。

タグ年代別 早見表

1984年頃〜「Unique」タグ / 初期タグ

創業期「ユニーク・クロージング・ウェアハウス」時代のタグ。現存数が極めて少ない最レアゾーン。超希少。

1990年代後半〜2004年頃「紺タグ」

ネイビー地に白抜きの「UNIQLO」ロゴ。オールドユニクロの代名詞的存在で、最も人気が高い。古着屋やメルカリでの検索ワードにもなっている。最人気。

2000年代中〜後半「サイズのみ」タグ

「ユニバレ」を避けるためにブランド名を消した逆転の発想タグ。ユニクロの黒歴史的エピソードとして語られることも多い。ユニバレ回避期。

2010年代〜現在 カタカナ+英語ロゴタグ

現行の「ユニクロ / UNIQLO」二段組タグ。いずれここもオールドになる……かもしれない。現行。

製造年の特定は首タグだけでなく、腰裏の洗濯タグも併用する。管理番号のカッコ内数字で「製造年の下1桁」と「シーズン(1=冬、2=春、3=夏、4=秋)」が読める。紺タグ+洗濯タグで年代を絞り込むのが上級者の流儀。

開運? 50万円の衝撃エピソード

コレクターのあいだで語り継がれる伝説がある。テレビ東京「開運!なんでも鑑定団」に持ち込まれたオールドユニクロのオープン記念Tシャツが、50万円という鑑定結果をたたき出したのだ。「ユニクロに50万円」という破壊力のあるギャップが、SNSで大きな話題を呼んだ。

もちろん通常の紺タグアイテムはセカンドストリートやブックオフで500〜2,000円程度で見つかることも多い。ただし、状態・年代・デザインの組み合わせ次第でプレミアがつく可能性はゼロではない。タンスの奥を、今一度確認してみる価値はあるかもしれない。

どこで手に入れる? 入手経路マップ

メルカリ

「オールドユニクロ」「紺タグ」で検索。年代・状態の明記があるセラーを選ぶのがコツ。

セカンドストリート

全国展開で初心者も入りやすい。ブランド評価が低めのため掘り出し物が眠りやすい。

RE.UNIQLOポップアップ

ユニクロ公式の古着販売。染め加工リメイク品や洗浄済みリユース品が一点もので並ぶ。

ブックオフ(古着店)

ランダム性が高いぶん「当たり」のときの興奮は格別。宝探し感が最も強い。

古着をゲットしたらタグ・年代・価格をセットで投稿するのが鉄板フォーマット。「紺タグ 〇〇〇円でゲット」という投稿は反応率が高く、同じハンターたちとの交流が生まれやすい。

まとめ

かつてブランド名を隠すためにタグを切っていた服が、いまやタグそのものが価値の証明になった。オールドユニクロは、日本のファストファッションの歴史をそのまま纏った、着られるアーカイブだ。

次に古着屋に入ったとき、まず首元のタグをめくってみてほしい。そこに「UNIQLO」の白抜き紺タグがあれば——あなたはもう、探偵の世界に片足を踏み入れている。

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