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うぶごえ未送金問題さらに拡大|『パーガトリー・ブルー』1093万円も未入金で刑事告訴手続きへ

クラウドファンディングプラットフォーム「うぶごえ」をめぐる未送金問題が、さらに拡大しています。

2026年4月24日、ビジュアルノベルゲーム『パーガトリー・ブルー』を開発する合同会社ネオンライト(ENDLESS SUMMER Studio)が、うぶごえで集まった支援金10,935,092円(約1,093万円)が入金予定日から5ヶ月以上経っても一切送金されていないと発表しました。

同社はすでに、うぶごえ代表取締役・岡田一男氏に対して業務上横領の疑いで刑事告訴の手続きを進めており、渋谷警察署刑事課知能犯捜査係で銀行口座の照会が始まっている状況です。

この記事では、『パーガトリー・ブルー』のクラウドファンディング支援金未送金問題について、何が起きたのか・これまでの経緯・今後の対応を、時系列でわかりやすく解説します。

目次

『パーガトリー・ブルー』とは?どんなゲーム?

『パーガトリー・ブルー(PURGATORY:BLUE)』は、インディーゲームスタジオENDLESS SUMMER Studio(合同会社ネオンライト)が制作している、近未来SF×美少女ビジュアルノベルゲームです。

プロデューサーは、サウンドクリエイターとして知られるcittan*(田中文久)氏。美少女ゲーム『LAMUNATION!』の楽曲「N.O.S」を手がけるなど、音楽活動で培ったセンスを活かして制作がスタートしました。

「主人公だけに見える幼馴染の少女を救おうとする、選択と決断の物語」をテーマに、青春・SF・ミステリー要素を融合させた意欲作として、2025年のクラウドファンディング開始時から大きな注目を集めていた作品です。

何が起きたのか?支援金1,093万円が未送金に

2025年7月、『パーガトリー・ブルー』はうぶごえ上でクラウドファンディングを実施。

結果、485名の支援者から目標金額の156%にあたる10,935,092円を集める大成功を収めました。

ところが、入金予定日だった2025年11月30日を過ぎても、ネオンライトには1円も送金されませんでした。

その後、うぶごえ側は「12月15日に入金する」「12月26日に入金する」「2月5日に振り込む」と複数回にわたって約束しますが、すべて履行されないまま現在に至っています

支援者の皆様から預かった想いを、当社は受け取れていません。(ネオンライト公式発表より)

【時系列】未送金問題の経緯まとめ

ネオンライトが発表した経緯を時系列でまとめると、以下のようになります。

時期出来事
2025年7月うぶごえにて『パーガトリー・ブルー』クラウドファンディング開始
2025年9月485名から1,093万円(目標比156%)の支援が集まる
2025年11月末入金予定日 → 入金なし
2025年12月うぶごえ担当者「12月15日着金予定」と回答 → 入金なし
2025年12月17日岡田一男代表より債務弁済誓約書受領「12月26日入金」を約束 → 入金なし
2026年1月弁護士に正式依頼、内容証明送付
2026年2月うぶごえ側「2月5日振込予定」と回答 → 入金なし
2026年2月〜渋谷警察署に刑事告訴の手続き、銀行口座の照会開始
2026年4月現在依然として1円も入金されず

単なる「入金遅延」ではなく、複数回の入金約束が反故にされ続けている点が、今回の問題の深刻なポイントです。

なぜ刑事告訴?「業務上横領」の容疑とは

ネオンライトは、株式会社うぶごえおよび代表取締役・岡田一男氏に対し、業務上横領の疑いで渋谷警察署に刑事告訴の手続きを進めています。

クラウドファンディングでは、支援者からの資金をプラットフォームが一時的に「代理受領」し、その後プロジェクトオーナー(制作者)に送金する仕組みが一般的です。

つまり、うぶごえに集まった1,093万円は本来ネオンライトに渡されるべきお金であり、それが預かった立場のうぶごえから送金されない状況が「業務上横領」として扱われる可能性があるわけです。

現在、渋谷警察署刑事課知能犯捜査係で銀行口座の照会などが進められています。民事訴訟については、今後の推移を踏まえて判断するとのことです。

うぶごえで同様の未払い問題が続発中

実は、うぶごえの未送金トラブルは今回が初めてではありません。

2026年3月末には、『428 〜封鎖された渋谷で〜』で知られるイシイジロウ氏の新作『シブヤスクランブルストーリーズ』で集まった支援金のうち約2,775万円が未入金であることが公表されていました。

さらに、うぶごえの公式サイト自体が2026年4月15日頃からアクセス不能な状態となっており、運営側から支援者やプロジェクトオーナーへの説明は十分になされていません。

うぶごえは「掲載手数料0円」というクリエイター有利なビジネスモデルで人気を集め、SKY-HI氏の4億5,000万円超えプロジェクトなど大型成功事例も生み出してきたプラットフォームだっただけに、今回の一連のトラブルはクラウドファンディング業界全体への影響も大きいと言えそうです。

ネオンライトの現在の対応と制作状況

1,093万円という大きな資金が手元に届かない状況でも、ネオンライトは『パーガトリー・ブルー』の制作を止めていません

現在の対応状況は以下の通りです。

  • 刑事告訴:渋谷警察署にて手続き進行中(業務上横領の容疑)
  • 民事訴訟:今後の推移を踏まえて判断
  • 制作継続:シナリオ・開発作業は内部で継続中
  • 資金調達:自己資金および新たな資金調達で制作を進行中

外部への業務委託は一時停止を余儀なくされたものの、内部制作は継続しており、業務委託の再開準備も進めているとのことです。

代表cittan*氏からのメッセージ

ネオンライト代表のcittan*(田中文久)氏は、支援者に向けて以下のようにコメントしています。

485名の支援者の皆様、本来遂行すべき制作と進捗報告が遅れていることを心よりお詫び申し上げます。支援金は一切届いていません。

ですが、制作は止めていません。皆様からお預かりした想いを形にする責任は、資金の有無にかかわらず私自身にあると考えております。

法的措置は粛々と進めると同時に、『パーガトリー・ブルー』を必ず完成させ、お届けします。

支援金が未送金という極めて厳しい状況下でも、作品を完成させるという強い意思が示されており、485名の支援者にとってはせめてもの救いと言えるでしょう。

まとめ:『パーガトリー・ブルー』未送金問題のポイント

最後に、今回の問題の要点を整理しておきます。

  • 『パーガトリー・ブルー』のクラファン支援金10,935,092円(485名)が、うぶごえから5ヶ月以上未送金
  • うぶごえ側は複数回にわたり入金を約束するも、すべて履行されず
  • ネオンライトは業務上横領の疑いで刑事告訴手続き中(渋谷警察署)
  • うぶごえでは他にも『シブヤスクランブルストーリーズ』など未払い案件が続発
  • うぶごえ公式サイトは2026年4月15日頃からアクセス不能
  • ネオンライトは自己資金などで制作を継続、必ず完成させると表明

支援者の「応援したい」という想いと、クリエイターの「作品を届けたい」という想いが、プラットフォーム側の問題によって引き裂かれてしまった今回のトラブル。クラウドファンディングという仕組みそのものへの信頼にも関わる大きな問題として、今後の展開が注目されます。

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