2026年4月27日、ポケモン公式から非常にユニークなニュースが届きました。スマートフォン版『Pokémon HOME』にて、なんとあの「色違いボルケニオン」がプレゼントされるというのです。長年「正規ルートでは絶対に手に入らない」と言われ続けてきた幻の色違い。それが10年越しでついに公式実装──このニュースに対し、ネット上では普通の喜び以上に「ついにこの日が来たか…」「ワザップジョルノ事件、ついに完結」といった、ある種の感慨深いコメントで溢れかえっています。
本記事では、今回のプレゼント企画の概要から、なぜここまでネットがざわついているのかという背景にある「ワザップジョルノ」というネットミーム、そしてリアルタイムのネットの声までを一気にまとめてお届けします。
色違いボルケニオン プレゼント企画の概要
まずは公式発表の内容から押さえておきましょう。ポケモン公式の発表によると、スマートフォン版『Pokémon HOME』の「ソフト図鑑」を完成させることで、特別なポケモンとして色違いの「ボルケニオン」がプレゼントされます。
受け取り条件
- 対象ソフトは『Pokémon LEGENDS Z-A』
- ソフト図鑑の「ミアレ図鑑」「異次元図鑑」「メガシンカ図鑑」をすべて完成させること
- すでに図鑑が完成済みのユーザーも対象
- 「ふしぎなおくりもの」はスマートフォン版(iOS/Android)限定機能
- 受け取りにはニンテンドーアカウントとの連携が必要
- 1つのニンテンドーアカウントにつき1回のみ受け取り可能
つまり、『ポケモンレジェンズZ-A』本編に加え、DLC「M次元ラッシュ」の図鑑コンプリートも条件に含まれているわけです。生半可ではない条件ですが、その分「ご褒美」として用意されているのが、長年プレイヤーの間で“都市伝説”のように語られてきた色違いボルケニオンというのは、なんとも粋な計らいです。
なぜ「ワザップジョルノ」とセットで語られるのか
今回のニュースが普通の配布企画と決定的に違うのは、ネットの反応が「歓喜」と同時に「ワザップジョルノがついに正史入りした」という独特の盛り上がりを見せている点です。ここからはこのミームを知らない方のために、丁寧に背景を解説していきます。
事の発端は「ワザップ!」に投稿された嘘の裏技
「ワザップ!」は2001年に開設されたゲーム情報サイトで、ユーザー投稿型の攻略・裏技サイトとして長年親しまれてきました。問題となったのは、2016年頃にこのワザップ!に投稿された『ポケットモンスター オメガルビー』の「色違いボルケニオンゲット!」と題された投稿です。
その手順を簡単に紹介すると、「セーブデータを消す」「最初からゲームを始める」「特定のタイミングで電源を切る」といった工程を踏むと色違いボルケニオンが手に入る、というもの。しかしご存じの通り、当時ボルケニオンの色違いはゲーム上に存在せず、しかも手順にはセーブデータの消去という致命的な工程が含まれていました。要するに、実行してもポケモンは手に入らないどころか大切なデータが消えるだけという、典型的な悪質ガセネタだったわけです。
「ジョルノ・ジョバァーナ風」のクレーム文がミーム化
このガセに引っかかってデータを失ったユーザーが、コメント欄に怒りの長文を投稿。そこで「データを破壊された」「器物損壊罪と詐欺罪で訴える」といった内容が、たまたま『ジョジョの奇妙な冒険 黄金の風』の主人公・ジョルノ・ジョバァーナの名台詞「覚悟の準備をしておけ」を彷彿とさせる文体だったことから、2019年頃にネタとして爆発的に拡散しました。
あなたを詐欺罪と器物損壊罪で訴えます!理由はもちろんお分かりですね?あなたが皆をこんなウラ技で騙し、セーブデータを破壊したからです!覚悟の準備をしておいて下さい。ちかいうちに訴えます。裁判も起こします。裁判所にも問答無用できてもらいます。慰謝料の準備もしておいて下さい!貴方は犯罪者です!刑務所にぶち込まれる楽しみにしておいて下さい!いいですね!
これがいわゆる「ワザップジョルノ」です。元投稿のあまりの“熱”と、ジョルノというキャラクターのイメージが奇妙にマッチしてしまったことから一気にミーム化し、その年のネット流行語ランキングにもランクインするほどの存在になりました。
偶然か必然か──色違いボルケニオンの“黄金色”
そしてここがファンの間で語り継がれている最大のポイント。色違いボルケニオンは体色が黄色(金色)に紫の爪という配色で、これがジョルノ・ジョバァーナの「金髪に紫色の学ラン」というビジュアルと驚くほど一致しているのです。当時は単なる偶然のはずでしたが、結果的にこの色合いがミームの寿命をさらに延ばすことになりました。
ピクシブ百科事典でも、色違いボルケニオンの色の組み合わせがジョルノにそっくりであることが指摘されており、「色違いボルケニオン=ワザップジョルノ」という風評が定着していった経緯がうかがえます。
『レジェンズZ-A』DLCにも“匂わせ”があった?
面白いのは、今回のプレゼント企画の伏線とも言える描写が、すでに『ポケモンレジェンズZ-A』のDLC「M次元ラッシュ」の中に存在していたことです。
DLCのサイドミッション「ボルケニオン解放」では、ポケモン研究所所長代理のモミジから「ボルケニオンを捕まえる覚悟……準備はいい?」と問いかけられる場面があり、これが「覚悟の準備をしておけ」のジョルノ風文言を意識したのではないかとファンの間で話題になりました。さらにボルケニオンとの戦闘が真っ暗な空間で行われることや、「マル秘メモ」を持つモブキャラの登場など、ネタを意識したと思しき演出が散りばめられています。
この時点では色違いは入手できませんでしたが、今回の『ポケモンHOME』連動プレゼントによって、ついに「色違いボルケニオン」が公式の手段で本当に手に入るようになりました。10年越しの伏線回収と言っても過言ではないでしょう。
ネットの声まとめ
発表直後からX(旧Twitter)やまとめサイトでは、歓喜と笑いが入り混じった反応で大盛り上がりとなっています。Yahoo!リアルタイム検索のまとめによると、ファンからは「色違いボルケニオン、初解禁!!」「嬉しすぎて爆速で反応しちゃった」といった純粋な歓喜の声が殺到。さらに「覚悟の準備をしておいてください!」というジョルノネタとセットでお祝いする投稿も拡散され、独特の盛り上がりを見せているようです。
具体的には次のような声が上がっています(要約・意訳を含みます)。
- 「ついにワザップジョルノが成仏する日が来た」
- 「もうワザップに騙されなくていいんだ…」
- 「公式がジョルノに屈した瞬間で笑う」
- 「色違いボルケニオンが黄金色なの、改めて芸術点高すぎる」
- 「ポケモンHOME開いて『覚悟の準備』した」
- 「データ消さなくても貰えるなんて、いい時代になったな…」
- 「10年越しの伏線回収、ポケモン公式の懐の深さが沁みる」
- 「ミアレ図鑑コンプ勢、いま全員ガッツポーズしてる」
過去の“ガセ被害”を笑い話に昇華しつつ、公式に対するリスペクトも感じられるコメントが多いのが今回の特徴です。長年このミームを愛してきたファンほど、感慨もひとしおといったところでしょう。
受け取り手順をおさらい
最後に、実際に色違いボルケニオンを受け取りたい方のために、手順を整理しておきます。
- 『Pokémon LEGENDS Z-A』本編+DLC「M次元ラッシュ」をプレイし、「ミアレ図鑑」「異次元図鑑」「メガシンカ図鑑」をすべて完成させる
- 『Pokémon HOME』をスマートフォンにインストールし、ニンテンドーアカウントと連携
- 『Pokémon HOME』内で対象のソフト図鑑を確認
- 「ふしぎなおくりもの」から色違いボルケニオンを受け取る
ミアレ図鑑のソフト図鑑への登録は、『Z-A』内で実際に捕まえた個体が対象となるため、過去作からの輸送個体ではカウントされない点に注意が必要です。図鑑コンプは決して楽な道のりではありませんが、その先に待っているのは、ネットミーム史に名を残した“黄金のボルケニオン”。挑戦する価値は十分にあります。
まとめ──ガセ裏技が公式に祝福される、稀有なエンディング
今回の色違いボルケニオン配布は、単なる「レアポケモンプレゼント」ではなく、10年近く語り継がれてきたネットミーム「ワザップジョルノ」が、公式によって完全に上書きされた瞬間でもあります。かつてセーブデータを犠牲にしてまで追い求められた“幻の幻”が、今や図鑑コンプリートというまっとうな冒険の対価として手に入るようになった──ポケモンというシリーズが歩んできた時間の長さと、ファンとの関係性の深さを感じさせる出来事です。
『レジェンズZ-A』をプレイ中の方も、これから始める方も、ぜひこの機会に図鑑コンプを目指してみてはいかがでしょうか。受け取った瞬間、きっと心の中でこう呟くはずです。「覚悟の準備はできていた」と。
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